野営地として山を借りる方法と、必要な準備とは

最近のアウトドアブームで多くのキャンプ場が混雑する中、ソロキャンプをゆったりと楽しみたい方を中心に、野営が人気を集めています。

  • 野営地として山を借りる3つの方法とは
  • 山を借りるときの具体的な手順とは
  • 野営する前に必要な3つの準備

今回は、上記3つのポイントを中心に、山を借りて野営を楽しむための準備について紹介します。

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野営地として山を借りる方法とは

安心して野営を楽しむためには、きちんとした手順と手続きで山を借りましょう。

山林の多くは所有者がおり、第三者が無断で立ち入ったり野営をしたりすることはできません。

自ら購入しなくても、山林を所有する人が親戚にいれば手軽に借りられますが、見つからない場合は以下のいずれかの方法で山を借りる必要があります。

  • めぼしい場所を見つけ、自分で法務局に行って所有者を探す
  • 山林を所有している知人を紹介してもらう
  • 山林レンタルサービスで借りる

ひとつずつ詳しく解説していきます。

方法1.めぼしい場所を見つけ、自分で法務局に行って所有者を探す

環境にこだわる方は、山ならどこでも良いわけではないでしょう。

道路が近いところが良い、近隣に人工物が少なく自然の景色を楽しめるところが良いなど、まずは自分の条件に合う山をピックアップしていきます。

めぼしい場所が見つかったら、次は山林の所有者を探すために法務局を訪ねてください。
山主とも呼ばれる山林の所有者は、法務局と自治体へ届け出を行う義務があり、「誰がどの山のどこを所有しているか」が登記情報として各機関で残されています。

山林の登記情報は売買や相続でも必要とされることから、法務局に行けば所有者本人でなくても閲覧できるため、持ち主を調べるときに活用しましょう。

登記簿から持ち主が分かったら、連絡して直接交渉を行います。
しかし、見ず知らずの相手から急に「野営したいので山を貸してほしい」と言われても、多くの方は警戒します。

他の2つに比べると、成功しにくい方法です。

方法2.山林を所有している知人を紹介してもらう

直接の親戚や身内に山林の所有者がいなくても、「遠い親戚が山を所有していると聞いたことがある」というケースもあります。

所有者の身内や知人と交流がある場合は、その人を介して山を貸してもらえるよう交渉してみましょう。
間に共通の知人あるいは親戚がいることで、1対1で交渉するよりも話を聞いてもらいやすくなります。

話がスムーズに進むコツとして、間に入ってもらう相手には、事前に山を借りたい理由をしっかりと伝えておくことが重要です。

方法3.山林レンタルサービスで借りる

交渉が苦手な方や、もっと手軽に山を借りたい方は、山林レンタルサービスがおすすめです。
山林レンタルサービスは、山主(所有者)側も貸したいという意思があって情報提供しているため、交渉を進めやすいメリットがあります。

また、料金や条件、環境の詳細が最初から分かる点も山林レンタルサービスならではの魅力です。
自力で交渉するとなると費用相場や条件の落としどころが分からないうえ、条件についても「言った」「言わない」のトラブルが発生するおそれがあります。

一方で、第三者が間に入り提供する山林レンタルサービスなら、後から高額請求されたり条件の認識違いが起こったりする心配がありません。

YAMAKAS(ヤマカス)では、全国各地の提携山林をソロキャンパー向けに紹介しています。

レンタル契約を結ぶ前に現地見学会を行い、疑問点を解消したうえで借りるかどうか判断できるため、初めて山を借りる方も安心してご利用いただけます。
YAMAKAS(ヤマカス)公式サイトでは、現地写真と簡単な施設概要(トイレ設置の有無、周辺施設の情報など)も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

野営地として山を借りる際に必要な準備とは

山を借りて野営を楽しむ場合、条件や環境などあらゆるものが一般的なキャンプ場とは異なります。

そこで少しでもトラブルのリスクを軽減するために、野営地として山を借りる際に必要な3つの準備を紹介します。

1.まずは自身のキャンパーとしてのレベルを上げる

キャンプ場でのキャンプ経験があるからといって、設備が限られた野営地でも同様に楽しめるとは限りません。
また、野営中に起きた問題は自分で解決するしかないため、どんな場面でも対応できる力が必要です。

キャンパーとしてのレベルを上げることは、自然破壊や山火事など、キャンパーの経験・知識が足りないことで起こるトラブルの予防にもなります。

まずは、しっかりとキャンプに関する知識やマナー、イレギュラー発生時の対処方法を学んでおきましょう。

2.緊急時に備え、水・食料を普段よりも多く持っていく

野営地はキャンプ用に整備されていない土地を利用するため、思わぬ怪我や悪天候、災害などに見舞われる可能性もあります。

基本的な装備はもちろん、万が一のときを考慮して水・食料は多めに用意しておくと安心です。
怪我が酷かったり悪天候で外を歩けなかったりしたときも、水・食料があるだけで安心度は大きく異なります。

服装やその他の装備も、イレギュラーありきで揃えておきましょう。

3.山主や山林の近所の方とのコミュニケーションも重要

野営地として誰かの山林を借りる場合、山主(山の所有者)に加えて近隣住民とのコミュニケーションを取っておくことも重要です。

たとえば山林を出入りする姿や焚火を見られたら、事情を知らない近隣の住民が警察に通報するおそれがあります。
近隣住民や山主と会ったときに挨拶をするなど、コミュニケーションを取っておくと、事故やトラブルに巻き込まれるリスクが軽減されます。

また、利用開始時の挨拶や帰りの声掛けも、安全対策としておすすめです。
無事に到着・帰宅できているのか、何らかの事故や山火事に見舞われていないかが伝わり、安心してもらえます。

万が一のときも、早急な救護につながるメリットがあります。

野営をするからにはしっかりとした準備を

山林を借りて野営を楽しむときは、通常のキャンプ場利用とは異なる準備も必要です。

たとえば山林を野営地として借りるためには、山主(山林の所有者)に交渉しなくてはなりません。
交渉が苦手な方や、理想的な野営地が見つからない方は、山林レンタルサービスを活用してはいかがでしょうか。

YAMAKAS(ヤマカス)はあらかじめ現地の写真や概要、レンタル料を提示しており、初めての方でも安心してご相談いただけますので、ぜひ一度お問い合わせください。

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