愛犬とキャンプできる? ペットを同行させる方法と注意点

キャンプの魅力は、大自然を身近に感じながらアウトドアならではの遊びを思い切り楽しめることです。

どうせキャンプに行くなら、愛犬も一緒に連れて行ってあげたい!と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、ペット連れでもキャンプはできるのか、実践するときの方法や注意点を解説します。

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ペット連れOKなキャンプ場は多い

最近はペット同伴可能なカフェや旅館が増えつつあり、多くの飼い主さんが利用しています。

キャンプ場の中にも、ペット連れOKなところが増えつつあります。

ドッグラン付きのキャンプ場も全国各地に登場しており、ペット連れの中でもとくに愛犬家さんは楽しくキャンプできそうです。

ペット連れOKのキャンプ場は大阪府内のみでも17施設、うち8施設はドッグラン付きです。

東京都内でもペット連れOKのキャンプ場は14施設、うち、ドッグラン付きは1施設ありました。(※2025年4月時点)

ペットの種類は限定されていないところが多い

ペット連れOKとしているいくつかのキャンプ場のQ&Aや利用規約を確認したところ、同伴して良いペットの種類について明記しているところは見つかりませんでした。

ただし、ペットと一緒に利用するときのルールとして、「リードにつないでおくこと」と明記されています。

ペット連れOKと言いつつも、規約や施設(ドッグラン、犬用ケージ完備など)の内容を見る限り、犬の同伴を想定しているキャンプ場がほとんどと言えます。

ただし一部のキャンプ場では「小型犬・猫の同伴可能」と書かれていたり、実際に愛猫とキャンプを楽しんだりしているキャンパーもいます。

すべてのキャンプ場で、犬以外のペットが利用できないわけではありません。

犬以外のペットを同伴させたい場合は、ペット連れOKのキャンプ場であっても、トラブル防止策として事前に確認することをおすすめします。

ペットをキャンプに同行させるメリット

愛犬・愛猫などペットをキャンプ場へ連れて行くメリットは、下記のとおりです。

  • 大自然で思い切り遊ばせてあげられる
  • 不在時の事故や病気を防げる
  • ペットと信頼関係を構築できる

ペット連れOKのキャンプ場を利用すると、大自然の中で愛犬たちを思い切り遊ばせてあげられます。

ドッグランを走ったり、川や海で水遊びを楽しんだりでき、ストレス解消が期待できます。

ペットを連れていけない場合、ペットホテルに預けるか、家で留守番をさせて知り合いに食事の用意を頼むかしなくてはなりません。

ホテルの部屋や留守番中はペットがストレスを感じやすく、事故や病気のリスクが高くなります。

異常が現れても気付いてくれる人が身近にいなければ、手遅れとなります。

最初からキャンプ場に連れて行けば、飼い主さんが傍で状態を確認でき、万が一事故や病気に遭っても即座に対処してあげられます。

また、自宅以外の場所でも一緒に過ごすことで、ペットと信頼関係を築けることも大きなメリットです。

ペット連れでキャンプするときの注意点

楽しいペット連れのキャンプですが、下記には注意が必要です。

  • 犬以外に対応しているとは限らない
  • 自由に遊ばせられないところもある
  • 排泄物は持ち帰りが基本
  • 体調不良やストレスのリスクもある
  • ノミ・ダニのリスクがある

ペット連れOKと書かれていても、実際は犬の同伴のみを想定したサービス・設備のみで、「猫はちょっと…」「小動物は難しいです」と断られる可能性もあります。

また、キャンプ場内はケージ内から出せなかったり所定の場所に繋ぐ必要があったりと、自由に遊ばせられるとは限りません。

ペットに自然を満喫してほしい、一緒に散歩や水遊びしたいと考えている方は、事前に同伴可能な動物の種類や行動可能な範囲も確認しておきましょう。

排泄物は自分で回収・自宅での廃棄のみとしているキャンプ場も多いので、トイレグッズは忘れずに持参してください。

禁止されている場所で粗相しないように、トイレトレーニングを行っておきます。

デリケートな子の場合、自宅以外での滞在や宿泊、長距離の移動がストレスとなり、大量不良の原因となることもあります。

ぶっつけ本番でキャンプに挑むのではなく、何度か長距離のお出かけや車中泊で自宅以外での長時間滞在を経験させて、問題ないかどうか確認することが大切です。

遊んでいるうちに誤飲・誤食で体調不良となる場合もあるため、キャンプ場では常にペットがどこで何をしているのか把握する必要があります。

行動範囲によってはノミ・ダニのリスクも考えられるので、予防グッズや予防薬を活用しましょう。

ペットとキャンプするときに必要な持ち物

ペット連れでキャンプするときは、人間のみの場合とは異なる準備が必要です。

キャンプ場でペットたちがトラブルに巻き込まれたりしないように、快適に過ごせるように万全の準備を行いましょう。

ここでは、ペット用のキャンプアイテムとして必要な持ち物を解説します。

フードや食器類

ペットにとって、いつもと異なる環境はストレスが溜まりやすいと言えます。

食事だけは普段と同じものを用意して、安心して食べられるようにすることが大切です。

普段のフードを数日分、食品保存袋で小分けにしておくと、現地で計量せずに済みます。

食器は使い慣れたものや、お出かけしたときに毎回使用しているものがおすすめです。

普段使用している食器が陶器やプラスチックなど、壊れやすいor風で飛ばされやすいものなら、丈夫なステンレス製のものを購入するのも良いでしょう。

外出用の折り畳みタイプも人気です。

【ComSaf】犬 食器 ステンレス

犬用と記載されていますが、猫や小動物にも使用できるサイズです。

3サイズのバリエーションがあり、200mlのほかに120ml、430mlが販売されています。

スタンド部分がメラミンで食器部分はステンレスとなっており、可愛らしいデザインと洗いやすさを両立させています。

底面にゴムパッドがつき、食器には傾斜がつけられた、食べやすさにも配慮された食器です。

【THAIN】犬 水飲み 携帯用 シリコン製ペットボウル 1000ML

シリコンでできた折り畳み式の食器です。

カラビナつきで、折り畳むと1cm程度の厚さになるため、大容量でも持ち運びやすくなっています。

1000mlのほか、350mlのMサイズも販売されています。

赤やオレンジ、ピンク、ブルー、黒などカラーバリエーションが豊富なので、複数頭飼っている方やフード用と水用で分けたい方にもおすすめです。

好きなおやつ

慣れていない環境では、緊張して食事を食べてくれない子もいます。

食べられない子でも、少しでもエネルギー補給できるように、好きなおやつを持って行きましょう。

おやつは万が一旅先で怪我・病気になった場合、投薬するときにも役立ちます。

リードやハーネス

ペット(飼い主がいる)と分かるように、首輪は必須です。

また、前述のとおりキャンプ場によっては所定の場所につないでおくことを求められる場合もあります。

脱走や盗難防止のために、リードやハーネスも用意しましょう。

リードは長さを調節できるタイプか、長めのものがおすすめです。

長いほうが行動範囲が広くなり、自由に遊ばせやすくなります。

ハーネスは、リフレクターつきのほうが安全です。

万が一山道を散歩中にはぐれても、リフレクターつきならライトに反射して見つけやすくなります。

【Tresbro】【改良型】ロングリード 丸ロープ 9m

360度回転でがっちりロックできるカラビナつきの9mロングリードです。

丸ロープのため絡みにくく、カラビナ部分は耐荷重150kgと、丈夫な造りをしています。

9mのほか、4.5mと15mタイプもあります。

ロープには反射性のある生地が織り込まれているので、はぐれてもライトに反射して見つけやすくしてくれます。

迷子札・犬鑑札

はぐれたときのために、迷子札を首輪につけておく必要があります。

また、犬鑑札は法律で身に付けさせることが義務づけられています。

キャンプ場や山中ではぐれても、迷子札や犬鑑札があれば、戻ってこれる可能性が高くなります。

ケージやサークル

食事中や就寝時は、ケージやサークル内に入れましょう。

キャンプ場によっては貸出してくれるところもあるものの、デリケートな子はほかのペットのにおいがストレスとなるため、注意が必要です。

ドッグランやペットカフェなど外出時に使用しているものがあるなら、同じもので問題ありません。

キャンプ時は人間用の荷物も加わるので、新しく購入する場合はコンパクトに折り畳めるケージやサークルがおすすめです。

小型犬や猫、小動物の場合は、一部を広げるとサークル代わりにもなるキャリーが販売されています。

【Totoro ball】折りたたみペットケージ

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折り畳み式の犬猫兼用ケージです。

M、L、XLの3サイズ展開で、XLは最大30kgまでの犬に対応できます。

側面と天面の5面がメッシュ状となっており、暑い夏のキャンプにもおすすめです。

側面には収納ポケットもついているので、リードや薬など小物類置き場に困りません。

寝具

山でのキャンプは、昼夜で気温が大きく変化します。

ペット用のベッドや布団、クッションなどの寝具を用意して、気温の変化に対応できるようにしてあげましょう。

最近はペット用のキャンプグッズも増えつつあり、子犬や猫用、小動物サイズのコットやベッドも販売されています。

地面からの冷気を防げるので、嫌がらないようであれば布団やクッションとの併用を検討してはいかがでしょうか。

【クイックキャンプ】犬用ベッド ビッグドッグコット

ペット用のコットです。

クッション性のある素材を使用しており、マット部分は外して手洗いできます。

サイズ展開も豊富で、小型犬・猫用から大型犬用まであります。

大型犬用は耐荷重35kgあるので、安心して利用できます。

トイレグッズ

ペット連れOKと言っても、排泄物処理用の袋やシートが販売されているとは限りません。

普段使い慣れているシートを多めに持って行きましょう。

キャンプ場ごとに、廃棄ルールは異なります。

捨てて良い場所がない場合や、飼い主自身が処分するように定められているキャンプ場では、自宅に持ち帰って処分するのがマナーです。

排泄物のにおいを抑えてくれる袋に密閉すれば、においを気にせず持ち帰れます。

ペット用のほか、人間の赤ちゃん用おむつを入れる消臭袋も効果的です。

うんちが臭わない袋 防臭袋 徹底消臭 7層構造

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7層構造で排泄物のにおいを閉じ込めてくれます。

SSサイズからLLサイズまで4サイズ展開されており、カラーもピンク、ブルー、白の3種類から選べます。

柔軟性と耐荷重性に優れており、破れにくく作られています。

ペットの排泄物のほか、生ごみのにおい対策にも使用できるので、人間のみのキャンプ時にもおすすめのアイテムです。

タオルやウェットシート

キャンプ場で遊ばせると、ペットたちも泥や草花の汁などで汚れます。

テントや車に入れる前に、タオルやウェットシートで体をきれいにしてあげる必要があります。

ウェットシートは幅広く使用できるアルコール入りの除菌用、ノンアルコールで手足や体を拭く用、体の汚れを拭き取る用のシャンプーシートをそれぞれ多めに持参しましょう。

犬シャンプータオル 手袋型ウェット ペット用

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アルコールフリーの犬猫用シャンプーシートです。

手袋型になっており、スムーズに広範囲を拭けます。

オーガニックアロエやカモミール、ビタミンEなどの天然成分が使用されており、ペットがなめても安心のシートです。

使い捨てタイプなので、いつも清潔なシートで拭いてあげられます。

虫除けグッズ

キャンプ場はノミやダニ、その他害虫が多く潜んでいます。

遊んでいるうちに体に付着したものを、気付かずに自宅へ連れ帰るかもしれません。

ノミ・ダニの予防薬はもちろん、ペットがいる家庭でも使用できる虫除けグッズをテントや車にも使用して、害虫を持ち帰らないようにすることが大切です。

フロントラインスプレー

犬猫のノミ・ダニ用の薬として有名なフロントラインのスプレータイプです。

スプレーなのでキャンプ場でサイト内やケージ周辺にスプレーしておけば、手軽にノミ・ダニ・シラミ対策できます。

ペットの体にも直接スプレーできるので、キャンプはもちろん、散歩やドッグランなど自然が多い場所へのお出かけにおすすめです。

生後2日以降から使用OKとアナウンスされているので、子犬や子猫がいるご家庭でも安心です。

ペット連れのキャンプはYAMAKASの貸出地がおすすめ!

ペット連れOKのキャンプ場が増えているものの、ルールの整備は追いついていないと言えます。

キャンプ場の公式サイトには詳しい情報が掲載されておらず、結局、犬だけOKなのか、ほかの動物も連れていけるのか分からないところがほとんどです。

設備も整っていないところが多く、「ペットは連れてきても良いけど、必要なものはすべて飼い主が揃えてね。でもほかのキャンパーには迷惑をかけないでね」といったスタンスです。

どうせすべて自分たちで揃える必要があるなら、せめて滞在中くらいは周囲に気を遣わずにのびのびキャンプを楽しみたい、と思いませんか?

誰にも気を遣わずにペットと大自然を謳歌したい方に、YAMAKAS(ヤマカス)の貸出地の利用がおすすめです。

YAMAKASは、土地の所有者さんと自然の中で本格的なソロキャンプを楽しみたい方をつなげる、山林レンタルサービスです。

一定期間、希望の山林を借りて、借主は期間中なら自由にキャンプできるサービスです。(1か月単位で延長可能)

キャンプ場ではなく個人所有の山林の一角を借りるため、ほかのキャンパーと遭遇することなく、自然を満喫できます。

ペットがほかのキャンパーにちょっかいを出したり吠えかかったりする心配もなく、誰かから大切なペットを傷付けられる心配もありません。

ペットと一緒に、1人と1匹でのんびり野宿を楽しめます。

借りるときに現地確認や打ち合わせができるので、ペット連れでのキャンプについて事前にして良いこと、やってほしくないことを借主と直接交渉できます。

YAMAKASで実際にレンタルできる山林は、下記のページでご確認いただけます。

>>YAMAKAS「山林レンタルを利用されたいキャンパーさんへ」

まとめ

ペット連れでのキャンプは、普段とは異なる環境で思い切り遊ばせてあげられるため、ペットたちの運動不足やストレスの解消に役立ちます。

大自然でのびのびと過ごすひとときを、ペットと分かち合えば、より一層特別な思い出となるでしょう。

注意点は、キャンプ場によってペット連れの可否やルールが大きく異なることです。

中にはペット連れOKと言いつつも、ルールが厳しかったりペットに優しくない環境だったりするキャンプ場もあるため、事前調査が大切です。

山林を個人からレンタルするYAMAKASなら、ペット連れでもルールや周囲を気にせずキャンプを楽しめます。

全国各地の山林と提携しておりますので、 気になる方はぜひYAMAKASの貸出地をご覧ください。

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