焚き火に陣幕は必要!? 陣幕を使う場面とおすすめの選び方を紹介します

キャンプの醍醐味といえば、焚き火をあげる方は多いでしょう。

炎の揺らぎや薪の爆ぜる音を楽しんだり、キャンプ飯を楽しんだりと、アウトドア体験に欠かせない要素のひとつです。

  • 焚き火をするなら陣幕は購入するべき?
  • 陣幕の主な機能とは
  • 陣幕を購入するときのポイント

今回は、上記3点を中心に、焚き火で使用する陣幕の役割や購入時のチェックポイントを紹介します。

主なメーカーから発売している陣幕も紹介しているので、ぜひ購入の参考にしてみてください。

ソロキャンプで陣幕を使う場面とは

陣幕とは、パーテーションのように立てたり吊るしたりして使用する幕のことです。
従来はウインドスクリーンなど、タープが風よけや自陣の囲いとして使用されていましたが、近年は陣幕の需要が伸びつつあります。

中でも焚き火を楽しみたい層から人気を集めているのが、「焚き火陣幕」や「焚き火リフレクター」とも呼ばれる、耐火性に優れた陣幕です。
陣幕は大人数でのキャンプだけではなく、ソロキャンプにおいても役立ちます。

ソロキャンプで陣幕を使う主な場面は、次の3つです。

風から焚き火の炎を守るとき

1つ目の活用方法は、風除けです。

キャンプの醍醐味でもある焚き火は、強い風が拭けば火の維持に苦労することも少なくありません。
焚き火用の陣幕を使用すれば、必要な範囲のみをカバーできるため、自然の景色も楽しみつつ焚き火を強風から守れます。

冬などに焚き火の熱を逃したくないとき

強い風が吹いて困るのは、焚き火の維持だけではありません。
冬場のキャンプは、風に晒されれば焚き火が生んだせっかくの熱を逃がしてしまいます。

陣幕で焚き火の周囲を囲っておくと、暖かい空気を多く留まらせることができ、冬のキャンプもゆっくりと楽しめるでしょう。

他のテントが近くにあるとき

キャンプで焚き火を楽しむためには、いくつかのマナーをきちんと守ることも大切です。

たとえば多くの利用者がいるキャンプ場では、周囲のテントに火の粉が舞って燃え移らないよう配慮しなくてはなりません。
もちろん、自分のテントを守る必要もあります。

焚き火の火の粉が原因で火災が生じるケースは珍しくなく、予防するためには強風で火の粉を飛ばさないことが大切です。

陣幕で焚き火から近隣サイトや自分のテントを守ることで、火災のリスク軽減につながります。

陣幕を購入する際にチェックすべきポイント

陣幕の購入を検討している方へ、事前に押さえておきたいポイントを紹介します。

どの陣幕にするか選ぶときは、次の3つをチェックしましょう。

幕の素材

陣幕と一口にいっても、素材は様々です。
素材ごとに耐火性や耐久性が異なるため、目的に応じて選びましょう。

焚き火周辺に設置する陣幕は、基本的に難燃性のものを選びます。

陣幕で主に使用されている素材と、それぞれの特徴は、以下のとおりです。

  • コットン(綿)100%:耐熱温度が約275℃~456℃で燃えにくい
  • ポリコットン:素材の比率によるため燃えやすいものもある
  • ポリエステル:約238℃~240℃の熱で柔らかくなる
  • グラスファイバー:耐熱温度が約500℃で抜群の燃えにくさ

ポリコットンは、ポリエステルとコットンの混紡素材で、難燃性はコットンが占める割合が多いほど高くなります。
上記のとおりポリエステルは約238℃あたりから熱で柔らかくなるため、耐熱性や難燃性の点では他の3種類に劣ります。

難燃性を重視する場合は、コットンの比率が多いポリコットンか、コットンやグラスファイバー製の陣幕を選ぶと安心です。

幕のサイズ

陣幕のサイズも複数種類あるため、使う場所に合ったものを選びます。

主な用途は、焚き火周辺のみを囲むか、自陣のパーテーション代わりに使用するかの2通りです。
大人数でキャンプする場合は目隠しの役割にもなる大きいタイプがおすすめですが、ソロキャンプで使用するのであれば、焚き火周辺のみを囲えるミニタイプで良いでしょう。

幕の収納性

陣幕は、テントや焚き火台などメインのキャンプギアを購入した後で選ぶことをおすすめします。

商品ごとに収納性が大きく異なるため、先に購入してしまうと持ち運びに困ることがあります。

陣幕はある程度分割できるものや、台座型であまりコンパクトにできないものなど、収納方法やサイズは様々です。
中には、テントやタープと同程度の大きさとなるタイプもあります。

大人数でのキャンプの場合は大型車や複数の車で持ち運べますが、ソロキャンプや少人数の場合は、「他のキャンプギアも含めて持ち運べるサイズか」を意識しましょう。
とくに、車やバイクといった自分の移動手段を念頭に置き、運びやすいかどうか検討することが大切です。

様々なメーカーから発売されている陣幕を紹介!

キャンプギアを取り扱っている主要メーカーであれば、豊富な陣幕の中から自分に合ったサイズや素材のものを見つけられるでしょう。

最後に、陣幕選びで迷っている方へ、人気の陣幕を4種類紹介します。

BUNDOK(バンドック) 焚火リフレクター

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

BUNDOK/焚火リフレクター/BD-523バンドック
価格:8800円(税込、送料無料) (2022/4/14時点)

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BUNDOK(バンドック) は簡易的な組み立てと手頃な価格帯の実現に注力しているメーカーです。

陣幕は「焚火リフレクター」の名で販売されており、焚き火台周囲のみを囲むミニタイプのみです。

  • 参考小売価格:14,300円(税込)
  • 素材:コットン100%・アルミ合金
  • 組み立て後サイズ:約200×70cm
  • 収納サイズ:約43×7.5×7.5cm
  • 重量:約700g

カラーラインナップは無難なモスグリーンのみとなっており、デザイン性よりも手頃さ・難燃性を重視する方におすすめです。

風景に溶け込む色のため、自然の雰囲気を可能な限り壊さずにキャンプを楽しめます。

LOGOS(ロゴス)TAKIBI de JINMAKU

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ロゴス(LOGOS) TAKIBI de JINMAKU-BA 81064041
価格:11900円(税込、送料無料) (2022/4/14時点)

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時代に沿ったアウトドアを提案してくれるLOGOS(ロゴス)は、幅広い層から支持されるメーカーです。

焚き火用の陣幕として、「TAKIBI de JINMAKU」があげられます。

  • 参考小売価格:11,900円(税込)
  • 素材:ファイバーグラス・スチール
  • 組み立て後サイズ:約90×90×101cm
  • 収納サイズ:約14×56×7cm
  • 重量:約2kg

ファイバーグラス生地の両面にシリコンコーティングを施しており、高い耐熱性とお手入れのしやすさを両立させています。

両サイドに印刷されたLOGOS(ロゴス)のロゴマークがおしゃれな陣幕です。

TAKIBI de JINMAKUのサイズは焚き火台周辺を囲むミニタイプですが、テントの目隠しにもなる大きなサイズのJINMAKUも発売されています。

FLYFLYGO(フライフライゴー)焚火陣幕コットン ウィンドスクリーン

FLYFLYGO(フライフライゴー)は、Amazonに直営ショップを持つ、格安商品が豊富なメーカーです。

FLYFLYGO(フライフライゴー)で販売されている陣幕は複数のサイズ・カラーで展開されていますが、ここでは手頃な焚き火周辺用の商品を紹介します。

  • 参考小売価格:7,980円(税込)
  • 素材:コットン100%・鉄
  • 組み立て後サイズ:約240×70cm
  • 収納サイズ:約90×15cm
  • 重量:約6.18kg

本体の生地は綿洗い加工が施されており、お手入れ時の伸縮を気にせず使用できます。

サイズによってはクリーム色やモスグリーン、サンドカラーなどのバリエーションがあり、中にはポリコットンを使用しているタイプもあるため、事前に商品情報をよく確認しましょう。

QUICKCAMP(クイックキャンプ) 焚火陣幕 -homura-

QUICKCAMP(クイックキャンプ)は、誰でも手軽にキャンプを楽しめるよう、手軽さがありつつもデザイン性を重視した商品が特徴の店舗です。

焚き火用の陣幕は「焚火陣幕 -homura-」の商品名で販売され、アレンジ用のフレームも付属しています。

  • 参考小売価格:11,000円(税込)
  • 素材:コットン100%・鉄
  • 組み立て後サイズ:約240×70cm
  • 収納サイズ:約90×11cm
  • 重量:約6.2kg

アウトドアの定番といえるモスグリーンやサンドの他に、ブラックのカラーバリエーションがあります。

フレーム部分は両サイドのパネルを折り込んだ状態でも使用できるようになっており、小さな焚き火台に最適なサイズを探している方におすすめです。

まとめ

キャンプの代名詞ともいえる焚き火を楽しむためには、強風や寒さ、火の粉の舞い上がりなどリスクを想定した準備が必要です。

耐火性に優れた焚き火用の陣幕を活用すれば、ソロキャンプでも暖かさと安定した火を維持できるでしょう。

陣幕は素材やサイズによって活用しやすさ、持ち運びやすさも変わるため、自分の移動手段で無理なく持参できるものを選ぶことが大切です。

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