【初心者必見!】キャンプでやりがちな失敗とおすすめの対策方法

キャンプ初心者の場合、経験不足から驚くような失敗をすることがあります。

必要なものがなかったり、反対に余計なもので荷物を増やしたりと、荷造りひとつとっても初心者には難易度が高いのではないでしょうか。

少しでも失敗やトラブルのリスクを減らすためには、入念な情報収集と準備が大切です。

この記事では、キャンプ初心者がやりがちな失敗と、おすすめの対策について解説します。

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初心者がやりがちな失敗と対策ポイント

利用するキャンプ場によっては、トラブルが発生しても「お店で買ってくる」「代用品をスタッフに借りる」などの対策ができない場合があります。

限られた装備で問題を解決しなくてはならず、知識や経験、判断力が求められます。
知識も経験も少ない初心者は、まずトラブルのリスクを減らすことが大切です。

ここでは、初心者の多くが経験する失敗7つをあげて、原因や対策を紹介します。

キャンプギアの忘れ物が多い

初心者のみならず、熟練者でも気を抜くとやりがちな失敗が、キャンプギアの忘れ物です。

小物類はリュックなどに入れたか入れていないかが分かりにくく、とくに忘れやすいので注意しましょう。

忘れやすい理由のひとつが、日常使いしていてキャンプの準備時に入れ忘れるケースです。

食器類やバーナー用のガスボンベ、ナイフや調味料など、キャンプギアの中には日常生活でも使用できるものがいくつかあります。

しかし日常でも併用していると、準備時に入れ忘れたり、残量が足りなくなっていたりするおそれがあります。

忘れないようにするためには、思い切って日常使い用とキャンプ用に分けることが大切です。
小物類を忘れないようにするコツとして、最初からまとめておく方法もおすすめです。

専用のバッグやコンテナなどに、キャンプギアでいつも使うもの・必需品を入れっぱなしにしておくと、忘れずに済みます。

入れっぱなしにしている場合も、出発前には必ず中身を確認しましょう。
コンテナ選びの参考までに、おすすめの商品を紹介します。

トランクカーゴ(TRUNKCARGO)トランクカーゴ TC-70S

容量 70L
本体サイズ (外側)約W780×D390×H370mm
(内側)約W680×D305×H292mm
重量 3.9kg
素材 ポリプロピレン

上記は70Lタイプのサイズです。
シリーズは22L~70Lの豊富なサイズ展開をしており、用途に合わせて揃えられます。

耐荷重100kgの丈夫な作りで、重いものや硬いものの多いキャンプギアも安心して収納できます。

天板がフラットなので、キャンプ場ではテーブルや椅子代わりとして使うのもおすすめです。
メーカー側もテーブルや椅子代わりの利用を想定して、フタの裏にリブをつけて強度を確保しているので、座っても問題ありません。

明るいグレーと深めのグリーン、ブラックの3色展開(容量ごとに展開色は異なる)で、自然の景色に馴染みやすいのも魅力です。

シンプルなデザインは、ステッカーやペイントでオリジナリティを出したい方にも適しています。

テントの設営に時間がかかる

初心者は、キャンプ場に向かう時間を早めに設定しましょう。

テントの設営経験が少ない初心者は、設営に時間がかかるおそれがあるためです。
慣れていない方がテント設営を行うと、1時間かかる場合もあります。

キャンプ場へ早めに向かうだけではなく、初心者は事前に説明書を読み込み、試し張りで設営に慣れておくことも大切です。

現地でテント設営するときのポイントは、作業のすべてを風上から行うことです。

たとえばペグ打ちやポール立てをするとき、風上から始めれば風でテント生地があおられる心配がなく、スムーズに作業を進められます。

複雑な作業のいらないワンタッチテント・ワンポールテントなど、シンプルな構造のテントを選ぶこともおすすめです。

シンプルで使いやすいテントの例を紹介します。

コールマン(Coleman)ツーリングドームST

サイズ(インナーテント) 約210×120×100cm
収納サイズ 約φ19×49cm
重量 4kg
素材 ポリエステル

ソロキャンプやツーリング向けに作られた、コンパクトなテントです。
コンパクトといっても横幅が210cmとゆったりしたサイズなので、高身長の方でも窮屈さを感じる心配がありません。

ポールポケット式でポールを所定の位置に差し込むだけなので、初心者でも形を崩すことなくひとりで手軽に設営できます。

同仕様で、2~3人用タイプのLXサイズもあります。
前室があり、荷物の管理がしやすいのも嬉しいポイントです。

通常使用でも前室の広さは十分ですが、別売りのキャノピーポールがあると、前室をさらに広く確保できます。

食べ残しや生ごみを放置して寝る

キャンプ時は、食べ残しや生ごみの管理が重要です。
「冬だから腐らない」「帰りに片付けるから」と、テント周辺に放置すると、虫や動物がたかるおそれがあります。

キャンプ場の食べ物の放置は、クマが来ることもあり、周辺のほかのキャンパーにも迷惑をかけてしまいます。

ごみ出しするときも、キャンプ場ごとにごみの処理ルールが異なる点に注意しましょう。(有料の場合あり)

ダンボールや袋に入れていても、においが漏れていれば荒らされることがあります。
荒らされやすい食材・生ごみは車に入れるか、鳥や動物が穴を空けたり開封したりできない入れ物を用意することが大切です。

たとえばクーラーボックスなら丈夫で荒らされにくい上、持ち込み時は食材の保冷にも使えます。
食材や生ごみ保管におすすめの、手頃なサイズのクーラーボックスを紹介します。

オルカ(ORCA)クーラー20QT

サイズ 外側:約H38×W48×D35cm
内側:約H24×W35×D23cm
重量 約8kg
容量 約19L
素材 ポリウレタン

高密閉なので、匂いにつられて動物が寄ってくる心配がありません。
クーラーボックスの高密閉具合は保冷機能にも直結しており、最大10日の保冷力が期待できます。

約19Lとコンパクトなサイズは、ソロキャンプから少人数向きの容量です。
耐久性に優れたクーラーボックスなので、長く使えます。

幅広いカラー展開で、無骨なデザインからポップなカラーまであり、自分好みの色が見つかります。

雨や湿気でテントの外も中もびしょ濡れ

山の天気は、昔から変わりやすいといわれています。
キャンプ場が山の中にある場合は、持ち込み予定のテント・タープなどの耐水圧も確認しておきましょう。

テント・タープなどの耐水圧が低いと、雨が降ったときに水がしみ込むことがあります。

雨天時のテント・タープは、最低でも耐水圧1,500mm以上が必要です。

耐水圧が良くても古いものは経年劣化により雨漏りのリスクが高まるため、定期的に状態を確認して買い換えを検討することも大切です。

雨が降らなくても、霧や霜などの湿気でテントやギアが塗れる可能性があり、塗れたまま片付けるとカビの原因にもなりかねません。

山のキャンプ場に限らず、キャンプに行くときは現地の天気に応じた小物を持参しましょう。
たとえば塗れたギアを拭くためのセームやブロワー、傘などの雨具などです。

火起こしに時間がかかる

キャンプの醍醐味といったら、焚火をあげる方も多いのではないでしょうか。
しかし無理に本格的な焚火を行おうとすると、火起こしにつまずく可能性があります。

火起こしは意外と難しく、初心者の場合、専用の道具を使用してもなかなか火はスムーズに点きません。
そもそも火起こしできても、初心者は焚火の火を維持できないことがあります。

最初から本格的な火起こしにこだわらず、便利グッズも活用しましょう。
ガストーチやジェットライターがあると、初心者でも安心です。

最低限、着火剤・焚火シートは用意しましょう。

焚火シートは焚火台の下に敷いて使用するシートで、燃え移りや炭・燃えカスなどによる地面の汚れを防いでくれるアイテムです。
焚火台だけの使用は、炭や燃えカスが落ちて地面が黒くなりやすいのでおすすめしません。

初心者でも手軽に使用できる、おすすめの焚火シートを紹介します。

ロゴス(LOGOS) たき火台 耐火 断熱シート

サイズ 80×80cm
重量 約690g
素材 ファイバーグラス(シリコンコーティング)、綿

3層構造採用で耐火性・断熱性に優れたシートです。
正方形なので、さまざまな形状の焚火台に使用できます。

四隅にはペグ穴がついており、地面に固定できるので使用中に突風でめくれる心配もありません。

生地はファイバーグラスにシリコンコーティングを施した特殊な構造で、焚火からしっかり地面を守ってくれます。

外観は生成色でナチュラルなデザインに仕上がっているので、キャンプの雰囲気を壊しません。

テントの寝心地が悪い

テント購入時は、ほかのギアとの組み合わせも考慮しましょう。

通常、テント内で快適に寝るためには付属のフロアシートのみでは不十分です。
テントに直接寝袋を敷いて寝ると、地面の凹凸や冷気が気になります。

たとえば地面の上に設営すれば小石の凹凸が気になったり、岩の上に設営すると硬さが体にダイレクトに伝わったりと、不快感や痛みにつながります。

平坦な場所に設営したと思っても、自然の中である以上、どうしても細かな石が残っているものです。

マットやコットを敷いて、テントの床に直接寝ないようにすることが快適な睡眠のコツです。
対策アイテムとして、ここではマットを紹介します。

中でも寝心地改善と携行性を両立したい方には、インフレータブルマットがおすすめです。

基本ひとり用のコットとは違い、マットはひとり用から複数人用まで幅広いサイズが販売されているので、ファミリーやカップルなら横並びで眠れるメリットもあります。

フィールドア(FIELDOOR )車中泊マット

厚さ5cmタイプ 厚さ10cmタイプ
サイズ Sサイズ:約W190×D65×H5cm
Mサイズ:約W198×D93×H5cm
Lサイズ:約W198×D123×H5cm
Sサイズ:約W188×D60×H10cm
Mサイズ:約W195×D90×H10cm
Lサイズ:約W195×D120×H10cm
収納時サイズ Sサイズ:約Φ20×67cm
Mサイズ:約Φ19×95cm
Lサイズ:約Φ20×125cm
Sサイズ:約Φ28×68cm
Mサイズ:約Φ24×92cm
Lサイズ:約Φ25×122cm
重量 Sサイズ:約1.9kg
Mサイズ:約2.8kg
Lサイズ:約3.8kg
Sサイズ:約2.7kg
Mサイズ:約4.1kg
Lサイズ:約5.6kg
素材 ポリエステル、高密度ウレタンフォーム

S~Lの3サイズ展開で、厚さも5cmと10cmタイプから選べます。

インフレータブルタイプで2か所にバルブがついているため、空気入れを用意しなくても素早く膨らみます。

収納時は体重をかけてクルクルと巻きながら空気を抜いて、専用の収納袋に入れるだけです。

滑らかな手触りの表面は汚れに強く、飲み物がこぼれてもサッと拭き取れます。
車中泊はもちろん、テント内に敷いてそのままマットレス代わりに使用できます。

フィールドアの車中泊マットの特徴は、側面にボタンが取り付けられており、複数枚を横に連結できることです。

メンバーが多いキャンプでは、人数に合わせてマットを連結すれば、眠っている間にずれて隙間ができる心配がありません。

ショップによっては、同じ素材のインフレータブル枕とセットで購入できます。

暑さ・寒さ対策が不十分

キャンプする季節によっては、暑さ・寒さ対策の甘さが命取りとなることがあります。
山の天候は変わりやすいうえ、同じ県内でも平地とは異なります。

昼夜の気温や湿度の変化はもちろん、設営時や日中過ごすときの遮光性なども考慮しましょう。

たとえば真夏のキャンプでは、周りが開けている場所の場合、影がない・風がないなどでテント設営中に汗だくになることもあります。

春でも、夜になるとマイナスにまで気温が落ち込むこともあり、安易に軽装備でキャンプすると風邪をひきかねません。

初心者はロケーションよりも、過ごしやすい場所・季節を重視したキャンプがおすすめです。
具体的には、夏は木陰のある林間サイトや標高が高い場所、冬はキャンプを避けるなどです。

冬のキャンプは持参すべきキャンプギアが多くなる問題点もあるため、慣れてきてから挑戦しましょう。

夏場は、コットを使用すれば下に風が通って多少涼しくなります。
しかし冬場の寒さは、コットだけでは底冷えからの対策はできません。

気温が低い時期にキャンプする場合、コットに加えてウレタンなど断熱性のあるマットを使うのがおすすめです。

また、電源つきのサイトを予約すれば、季節に合わせて扇風機や電気毛布などを持ち込めます。
荷物が多い時期でも持ち運びやすい、折り畳めるマットレスを紹介します。

サーマレスト(THERMAREST)Zライトソル レギュラー

サイズ 約51×183cm
収納時サイズ 約51×13×14cm
厚さ 約2.0cm
総重量 約410g
R値 2
素材 架橋ポリエチレン

一見薄く見えますが、厚さ2cm+凹凸加工でクッション性は十分です。

独自のパターンで設計された凹凸は耐久性を向上させるうえ、空気の層を作ります。
空気の層と表面のアルミ加工のダブル効果で、暑さ・寒さ対策にもなります。

実験では、アルミを蒸着させた表面は未加工品よりも断熱性が20%向上しました。

アルミ加工による熱反射板と凹凸による熱を逃さず再利用する技術が採用された証拠として、「サーマキャプチャーテクノロジー」のマークがついたマットレスです。

折り畳むタイプなので丸めるタイプより扱いやすく、ゴムバンドを外せばすぐに広げられます。
溝に沿って手軽に折れるので、折り畳んでクッションとして活用するのもおすすめです。

まとめ

キャンプ初心者は、準備や知識が不十分で失敗することがあります。

少しでも失敗を避けるためには、「事前に必要な知識を身につけておく」「キャンプギアの準備を入念に行う」「キャンプ予定地の天候を調べ、暑さ・寒さ対策を徹底する」ことが大切です。

また、最初から本格的なキャンプにこだわるのではなく、便利グッズを活用して手頃に楽しむことから始めるのもおすすめです。

キャンプに慣れてきてから、徐々に冬キャンプや上級者向けアイテムの体験を検討しましょう。

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